てきとう美術日記

やる気がある日に更新、美術館の感想書いてます(てきとう)

20220501_佐川美術館@滋賀(バンクシー&藤井フミヤ&平山郁夫)

#生きている間に日本全国の美術館にいくぞーと決めたので
#その感想をちょっとづつ書き溜めていきます(あくまで個人の感想です)

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2022GWは一人旅で関西の美術館いきまくってます
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一人旅3日目は、琵琶湖にある佐川美術館!
見た目がおしゃれだから行きたいなと思ってて、チケット予約してGO!

 

大阪→京都→滋賀と移動。なれない電車や前4両は切り離しとかでまごまご。
自分の目で琵琶湖を見たときは感動した、いつか比叡山にも登りたい。

堅田駅で降りて、バスで琵琶湖を渡って来訪、伝説の生ける廃墟ピエリ守山を自分の目で見たのもgoodpoint(今はお客さんたくさんいるらしい。車たくさん停まってた)

 

ゲートをくぐると、、、うわーyoutubeで事前予習のまんま!湖水感のある池がキラキラしてきれい。余計な装飾は何もないのに、なんだか洗練されていておしゃれ

そこに矢を咥えた鹿が一頭飛び跳ねるようにたたずんでる

なんかちょっと青山の根津美術館っぽい(スケールはこっちのほうが大きいけど)

 

今日はバンクシー展、藤井フミヤ展、と常設の平山郁夫

 

バンクシーは、あの人はストリートアーティストからあそこまで大きくなったんだね

シルクスクリーンを使うと複製できるから、前に自分が使ったモチーフを別の作品で使えたりして、その時ごとにそのモチーフと向き合うことができるのかな

解説はあんまりなかったけど、バンクシーが訴えてるものは、反体制、反戦争、反資本主義、反権力だそうな(ほんとかな?)

※本人の本や話してるのを見たことがない浅学なので、ほんとうにこれが反戦争や反体制なのかはなんともわからないって思っちゃった。自分だったら「そんなわかりやすいテーマで騙されおってw」とか「顔も名前もわからない人の描いたものにこんなに金額的に高い価値がつけられるの謎だな」「てきとうにやってもばれないんじゃない?」「でも美術界に貢献したい」って色々ぐるぐる思っちゃいそう)

 

「描いてるところを誰も知らない」ということだけど、どうやって贋作と区別するんだろね?

 

平山郁夫展は、安定の美しさ

シルクロードとか敦煌とかといえば、平山郁夫!って感じ

この美術館は楼蘭という昔の都市の絵が多かった あと数少ない反戦画も見れた

シルクロードといえば、いつか幻のホータン川をみてみたい(夏だけ見れる伝説の川、チベット崑崙山脈の雪が夏に溶けてタクラマカン砂漠に流れる。)

 

藤井フミヤさんは・・正直あんまり知らなかったら「フンフン」くらいのテンションで入ったけど、すごくよかったなぁ

女性の絵がすごく多かった 

イントロダクションで「学校では美術が好きだった、美術を習ったわけではないのでコンプレックスはあるが、作ったものを誰かに見てほしい、アナログとデジタルを織り交ぜて制作してる、自分で画材を買いに行く(意訳)」って感じのことが書いてあって、なんだかとても共感してしまった

 

超どうでもいいけど、出てくるモデルさんは大体床に座ってるようなポーズをとってて、あ、藤井さんは床生活派なんだなって思った(私も床生活派)

結構宗教画っぽいのもあって、ほんとうに絵が好きなんだなーって思った

と、途中にあった語録みたいなのがよかった(「真っ白なキャンバスが一番興奮する、これから何かが書かれるから(うろ覚え)」「自分の描いた娘がどこかに行くときは、どこにいくのかな?いってらっしゃいと思う(うろ覚え)」みたいななんか沁みる言葉がたくさん書いてあった

 

あとは、美術館の奥の地下には茶道の茶碗がすごくおしゃれに展示されてた

かなり暗いので足元注意(癖で誘導灯を探してしまう)

音がない空間だった

 

以上!とにかくとても美しい美術館でした