てきとう美術日記

やる気がある日に更新、美術館の感想書いてます(てきとう)

20220718_東京国立近代美術館@竹橋(ゲルハルト・リヒター展)

#生きている間に日本全国の美術館にいくぞーと決めたので
#その感想をちょっとづつ書き溜めていきます

 

現代アートの巨匠、リヒター展行ってきました
MOMAT混んでたぁ

 

▼一言でいうと

元祖だまし絵?トリックアートっぽさがあるなぁ

 

▼感想

・《鏡》

 ただのガラス板を設置している一見手抜きの作品だが、「見る人に見るものを委ねる」的な言葉が書いてあり、作品名がついていることで一見ただの工業製品が作品になりうるレディメイド的な作品っぽい。これは誰が、いつ、どのようにみるか、周囲はどうか、次第で常に異なる作品が映るというユニークさがあった。

どういうことかというと、私がこの作品をみるときは、いつも私の姿が映ってるよ!ということ!(うまく説明できない)

 

・《8枚のガラス》

 鏡を発展させた作品みたいだけど、これ好きだな~。周囲の人が周りを歩いてるのが万華鏡みたいに映るやつ。鏡は平面的に一方向を映してたけど、もっと他方向が同時に映ってる感じ。生きてる人間を使った万華鏡だね。

 

・《ストリップ》

 好き!アブストラクト・ペインティングの断面を引き延ばしたらしい。思い切りがいい!

 

・《アブストラクト・ペインティング》

 油絵の盛り上がりすげぇ~~

 

・《グレイ》

 灰色で塗ってある絵画。アブストラクト・ペインティングの色を全部まぜたのかな?不可逆的な感じがする。リヒターさんカラフルな作品つくってたから、突き詰めていったら全部混ざってグレイになっちゃったっていう意味なのかな?

 

・《頭蓋骨》

 写真を絵で再現してるそうな。リアリティがすごいのに、少しボヤっとしててちょっと立体絵画っぽい。トリックアート館にいってるときと同じ不思議な気持ちになる。写真が出てきて、絵画とはなにか?を考えさせられた時代だったんだろうなぁ。

 

余談

最後の売店でDVD売ってて、リヒターがどうやって制作をしているかが流れてたんだけど、これを展示の中でゆっくり見たかったなぁ。制作過程が気になる。

 

以上