20221030_新版画 進化系UKIYO-E@千葉市美術館
#生きている間に日本全国の美術館にいくぞーと決めたので
#その感想をちょっとづつ書き溜めていきます
千葉市美術館は、千葉駅から徒歩15分くらいのところにある美術館。
千葉駅は駅前をモノレールが通っており、なんかちょっ不思議な都市ってかんじ。
美術館自体は区役所と複合施設になっており、近世から現代までの美術品や千葉房総ゆかりの作品を収蔵しているんだって。
今回みてきたのは新版画・進化系浮世絵
新版画とは?
江戸時代に流行った流行った浮世絵の技術を受け継ぎ、大正から昭和にかけて流行したジャンル。伝統的な彫りや摺りの技術×イマドキっぽい絵を掛け合わせたものなんだって。
こんなかんじ
いいなーと思ったものの感想かいておくよ
チャールズ・バートレット《ベナーレス水辺》
インドのガンジス川近くの聖地の風景。
浮世絵でインドの風景だったのが新鮮で面白かったのでメモ。
深い夜に星がキラキラ。星の形がまじで★、かわいかった。
伊東深水《新美人十二姿 島の女》
線が少ないのに綺麗、すげぇな
巴水はたくさん展示されてたけど、一言でいうと「うっま!!!!」
《房総岩井の浜》→夏っぽい、海の波打ち際の描写やばい
《伊香保の夏》→近くは松の影、遠くに伊香保 構図がなんかうまい
川瀬巴水は外国では3Hと呼ばれて、北斎、広重とともに評価されてるんだって。
たしかになんかうまいんだよなぁ
言語化できないんだけど、入口から何人もの作品を見てきたけど、明らかになんか巴水巧いんだよなぁ
なにが違うのかはわからん 色がビビット?構図が新鮮?
歌舞伎役者に交じってレミゼのジャンバルジャンいた 勢いすげぇ
北川一雄《竹林の夏》
個人的に一番好きだった よくいえば味がある、悪く言えばヘタッピ笑
今までの流れが技巧派が多かったのに急に、なんか急に素人が描いたような・・・
ちなみに北川の新版画の作品はこの1点しか存在せず、生没年も不明。のちに同姓で展覧会の寄稿があるか同一人物化は不明らしい。
ほんとは版画屋の友達が適当につくったとかじゃね?という気にさせられる。いいですね、惹きつけられますね。
エリザベス・キース《藍と白》
パンフレットに使われてるやつ。日本の藍色の表現は無限大、ということらしい。
鳥居言人 《髪梳き》
有名なやつ。髪の質感うま・・・。
小早川 清《美女三態 艶姿》
確かこれだったと思うけど、当時エロ過ぎて発禁になったらしい
吉田 博
たくさん展示してあったけど、やばー、今回の目玉って感じ
若い時に製作した水族館からもう完成されてる感じ
なにより「一つの版で色を変えて摺ると全然別のものができるじゃ~~ん」をやっててすごい
《アゼンスの古跡》ギリシャのではギリシャのパルテノン神殿を、同じ版で昼versionと夜version作ったり、《帆船》にいたっては朝・午前・午後・夕・霧・夜って6パターンくらい作ってた
《光る海》ほんとに光ってた なんで?
諸事情にて、最後に展示にてあったヘレン・ハイドとバーサ・ラム展はぜんぶスキップ
1時間半でぜんぜん観きれなかった~~
今回はここまで
バーイ
20221008_大塚国際美術館@徳島県鳴門市
#生きている間に日本全国の美術館にいくぞーと決めたので
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8~9月は資格試験やらコロナに罹患したりで久しぶりの投稿になっちゃいましたが
いってきました!大塚国際美術館!!!
2018-19の年越し紅白歌合戦で米津玄師がLemonを歌ってた美術館!米津さんの周りを無数の火のついたキャンドルが囲んでて「これ内側から出られないやつだ・・・」と思ってたアレ!!!
土日に一人でLCC弾丸ツアーをしてきました
創立は1998年。「大塚」は大塚製薬の大塚。ポカリスエットとかカロリーメイトとかが有名。大塚製薬創立75周年事業として立ち上げたんだって。
最大の特徴は世界の名だたる美術品を一気にみれること!ほんとやばい!
システィーナ礼拝堂の天地創造から、古代ローマ系、中世のイコン、ボッティチェリやフス、レンブラント、ゴッホ、ピカソまで「見たことある!」絵画が盛りだくさん。
ほんとに人生最後に見る走馬灯のようで、夢のような場所だったなぁ・・・。
え?本来はこんな有名な絵画は世界中の名だたる美術館にそれぞれ収容されているはずだけど、なんで一か所でみられるんだって?
それはね、この美術館で観られる絵画は、本物の絵画(布でできたキャンバスなど)ではなく、陶板(とうばん)とよばれるタイルに特殊な技法で絵画を吹き付けているものだからなんですって。
もともと陶板はあまり大きいサイズをつくることができなかったけど、大塚製薬の関連会社がその技術を世界で初めて実現したらしい。
で、世界中の所有者に掛け合って「この絵画の陶板を作らせてください!」ってお願いして、OKもらえた分を製作して飾ってあるんだって。
陶板や美術館の成り立ちの説明をきいてロマンを感じちゃったのは、「(布でできたキャンバスに描かれる)絵画はいつか朽ち果てるが、陶板は今後何千年も朽ちることはない。すばらしい美術品を後世にずっと残しておける素材だ」というところ。
この先何千年かして人類が滅んだとしても、鳴門に人類の美の結晶がつまった陶板の破片が散らばってると思うと、わくわくしちゃうね!
東京国立博物館のキャッチコピー「150年後もお待ちしています。」もそうだけど、「美術や文化資産を収集・研究し後世に継承する」って矜持が感じられるのいいよね。
館内を回りながらきゃあきゃあしてたけど、
展示数1000点以上以上あるので、今日のブログでは(画像の容量もあるので)絞りに絞った私の好きな作品を少しだけ写真とともにお届けするよ!
美術館全貌を知りたいひとは、ぜひ公式サイトをみてね!
かなり巻きでまわったけど4時間かかっちゃいました・・・
さらに、今回は残念ながら鳴門のうずしおは見れなかったので、もう一度ゆっくり鳴門に見に行きたいなぁ。
end.
20220729_国立歴史民俗博物館@千葉佐倉(常設展)
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DIC川村記念美術館に行ったついでに、一緒に行ってきました。(DICから佐倉駅までのバスの経路に含まれてる)
かなり規模がでかい!のに600円と良心的な価格設定!
正式名称は大学共同利用機関法人人間文化研究機構 国立歴史民俗博物館、略して歴博。
日本の歴史文化に特化した展示。
全部で6つのゾーンに分かれており、古代、中世、近世、民俗、近代、現代になっていた。
圧倒的な情報量、日本史の教科書でみたあれやこれや・・・!
ちょっと疲れてたから1時間くらいで出てしまったけど、がっつり見ようとしたら2日くらいかかりそう。
一つ一つの展示をじっくりみようと思ったら、一日1つのゾーンくらいでおなか一杯になっちゃうような展示量と解説!すごい・・・
いくつか特に印象に残っているものを
・入口はナウマンゾウがお出迎え
・黒曜石の武器かっこいい、私も黒曜石のカッターで封筒開けたりしたい
・埴輪、土偶 かわいいのとわけわかんないのある
・平安貴族の衣装かわいい
・古い日本地図見るのすき
・古い世界地図見るの好き
・現代のところでゴジラ流してた
・途中の部屋?で講義みたいなことしてた
だいぶ最初のほうに印象が偏っちゃったけど、こんな感じでしょうか
あと、中庭がすごくきれいでいい感じだった(写真撮ったつもりがとれてなかった)
ランチは黒米のかつどん!美術館のレストランで食べるご飯ってなんかいいよね。
バスの時間が40分後だったので歩いて佐倉駅までいったけど暑くてしんどかったぁ
20220729_DIC川村記念美術館@千葉(常設展/カラーフィールド)
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東京駅からディズニーランドにいくときの、京葉線までの通路に大きな看板を出しているDIC川村記念美術館にいってきました
運営元はDIC株式会社という印刷系の会社。
常設展
企画展にあわせて色ごとに収蔵品の一部が展示されてる
おそらくこの美術館で最も有名なのは・・・・
レンブラント・ファン・レイン《広つば帽を被った男》
あこがれのレンブラント!光と影の魔術師~~~~~!!!
かっこいい~~~~!
ほんとレンブラントは推しの絵師!レンブラントが描く人物の目が好き!目に光が宿ってるよね。なんでこんな劇的に光がぶわーっとなるのか、真っ黒な部分も浮かび上がるのか不思議。
あとはルノワールやシャガール、モネ、ジャクソンポロックとかが展示されてた。
ルノワールはいつ見ても癒される《水浴する女》
シャガールはまだ怖い(題名忘れちゃった、紫と赤が強調された絵画だった)
ほかにもいいなと思った作品がいくつかあったんだけど、なんと作品リストをとり忘れてしまった(常設展は作品リストなかった?私が久々の高速バスで浮かれて見逃しただけなのかな、、、)
企画展
カラーフィールド自体がちょっと難しかったのでwikiの引用。
カラーフィールドは1950年代後半から60年代にかけてアメリカを中心に発展した抽象絵画の傾向です。 大きなカンヴァス一面に色彩を用いて場(=フィールド)を創出させることで、広がりある豊かな画面を作り出しました。
DIC川村記念美術館で開催される「カラーフィールド色の海を泳ぐ」は、このカラーフィールド作品の収集で世界的に知られるマーヴィッシュ・コレクションより、関連する作家9名に焦点をあて、1960年代以降の出色の作品を紹介する本邦初の展覧会です。
絵画とは色の集合体を体現?わかりやすさはないけど、見る人に委ねてる感じ
2022年を生きる私は色についての知識がある(例えば寒色暖色、この色は膨張する、この色は後退する)し、各色のイメージ(赤は興奮、正義、血、戦争、太陽とか)を知ってるけど、これらの色が持つ特性を体系的に定義される前だったとしたら、カンヴァス一面に色を塗ることで色がもつ機能を体験させる、というのは前衛的な取り組みだったのかな。
あと立体感がえげつなかった。
※色については、10年くらい前にカラーコーディネーターの資格とりたくて勉強した
庭園
ハスがきれい
炎天下暑すぎてやばかった・・・。
以上です
20220718_東京国立近代美術館@竹橋(ゲルハルト・リヒター展)
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現代アートの巨匠、リヒター展行ってきました
MOMAT混んでたぁ
▼一言でいうと
元祖だまし絵?トリックアートっぽさがあるなぁ
▼感想
・《鏡》
ただのガラス板を設置している一見手抜きの作品だが、「見る人に見るものを委ねる」的な言葉が書いてあり、作品名がついていることで一見ただの工業製品が作品になりうるレディメイド的な作品っぽい。これは誰が、いつ、どのようにみるか、周囲はどうか、次第で常に異なる作品が映るというユニークさがあった。
どういうことかというと、私がこの作品をみるときは、いつも私の姿が映ってるよ!ということ!(うまく説明できない)
・《8枚のガラス》
鏡を発展させた作品みたいだけど、これ好きだな~。周囲の人が周りを歩いてるのが万華鏡みたいに映るやつ。鏡は平面的に一方向を映してたけど、もっと他方向が同時に映ってる感じ。生きてる人間を使った万華鏡だね。
・《ストリップ》
好き!アブストラクト・ペインティングの断面を引き延ばしたらしい。思い切りがいい!
油絵の盛り上がりすげぇ~~
・《グレイ》
灰色で塗ってある絵画。アブストラクト・ペインティングの色を全部まぜたのかな?不可逆的な感じがする。リヒターさんカラフルな作品つくってたから、突き詰めていったら全部混ざってグレイになっちゃったっていう意味なのかな?
・《頭蓋骨》
写真を絵で再現してるそうな。リアリティがすごいのに、少しボヤっとしててちょっと立体絵画っぽい。トリックアート館にいってるときと同じ不思議な気持ちになる。写真が出てきて、絵画とはなにか?を考えさせられた時代だったんだろうなぁ。
余談
最後の売店でDVD売ってて、リヒターがどうやって制作をしているかが流れてたんだけど、これを展示の中でゆっくり見たかったなぁ。制作過程が気になる。
以上
20220710NHK放送博物館@虎ノ門
#生きている間に日本全国の美術館にいくぞーと決めたので
#その感想をちょっとづつ書き溜めていきます
仕事で虎ノ門に行くことがあったので、ついでに行ってきた
NHKの無料の博物館。渋谷のほうは行ったことあったけど、虎ノ門のほうは初めて。
3階
過去の放送機材をじっくり見れる。日本最初の電波放送から、一番最初に映った映像は「イ」の文字とか(たぶんイロハのイ)無料で観れるのに面白い
テレビカメラは近くで見るとかなりデカい
2階
体験型の設備がいろいろある。「かぜの音」を布と木の回転台で作れるのとか面白かった。歴代朝ドラのポスターが貼ってあるが、堀北真希が恐ろしく可愛い
M2階
8Kでよみがえる!日本の恐竜!という映像を大きな展示室で流してた
巨大スクリーンにかなり鮮明な画像が投影されている。音響も8k仕様で、4D映画館みたいにいろいろな方向から音がする
映像の内容は、
①ムカワサウルスの映像(+ティラノサウルス、ブラキオサウルス、あと棘がある恐竜、名前忘れた)が砂浜にいるという映像だった
かなり鱗の細かいところまで見える
②海の恐竜モササウルス アンモナイトを狩る、プレシオサウルスと魚を奪い合うなど
個人的にはプレシオサウルスはめっちゃ可愛い(ラプラスの元ネタ)と思ってたから8Kのリアルなプレシオサウルス気持ち悪くてショックだった
映像的にはすごかったなぁー(もっと可愛く描いてほしいという思いもあるけど、そういうもんじゃないもんね)
あと、すぐ近くにある愛宕神社は出世の神社らしい
以上
20220502_国立民族学博物館@万博公園(モンゴル100年写真展)
#生きている間に日本全国の美術館にいくぞーと決めたので
#その感想をちょっとづつ書き溜めていきます(あくまで個人の感想です)
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2022GWは一人旅で関西の美術館いきまくってます
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ついに最終日です、一度行ってみたかった大阪万博記念公園へ。
万博公園そのものの感想
・太陽の塔、奇抜だな(中に入りたかったけど、売り切れ)
・広すぎる、、大阪万博ってこんなに広いところでやってたんだ
・「近未来」おしゃれ 1970年ごろに考えてた未来っておしゃれだよな
例えば、モニュメントや各建物の形、池の噴水の形などがいちいち近未来
やらなくてもいいデザイン、流線形、円形
真四角な作りやすそうなデザインのものが少ない印象
・人多い、こんな広い公園で娘息子が迷子になったら死ぬ
国立民族学博物館は写真展
・モンゴルのことあんまり知らないんだな
・歌?が流れてたけど、ベドウィンみたいだった 砂漠で遠くまで聞こえる声や歌い方があるのかね
・服装の展示がすごく素敵だった
(モンゴル民族衣装のデールはシンプルなデザインのイメージがあったけど、それは戦後社会主義になってからのもの。伝統的なデールは結構装飾が多いし、最近はコスプレみたいなデールも。→ここで展示していた黒いデールがめちゃくちゃ可愛かった)
と、ここまで見たところで
仕事関連の急な電話がかかってきてしまい急いで退出。最後まで見れなくて残念。
最終日は尻切れトンボになってしまったけど、普通は働いてる日だから仕方ない。。
仕事したり梅田駅散歩していたらすぐに一日が終わってしまった
これにて関西一人旅行終了!
おうちに帰ったらパンフレットみて一人でニヤニヤしよう!